変革の秋!山極壽一総長ってどんな人?

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遂に新たな京大の歴史が始まった。内外の多くの期待を背負いながら船出をした、第26代京都大学総長・山極壽一氏とは一体どんな人物なんだろう?

「京都大学=自由」

おそらく京都大学の学生なら、誰しも抱くイメージではないだろうか?そんな京大の新総長に、2014年10月1日に就任した山極壽一(やまぎわ・じゅいち)氏は、京都大学にまた新たな「自由」の風を吹き込もうとしている。

ゴリラ研究の第一人者

山極氏は京都大学出身だ。湯川秀樹に憧れ京大に入学し、当初は物理学を志そうとした。だが所属していたスキー部の合宿の時、先輩がニホンザルを観察する様子を見て人類学に興味を持つようになったという。もともと宇宙飛行士や冒険家になる夢を持つ好奇心旺盛な性格からか、人類学、特にゴリラの研究にのめり込み、現在では30年以上も研究を続けてきたその道のプロでもある。

目指す京大の姿

山極氏の考える京都大学の存在価値とは3つ。「学生と社会の間のクッション的な場」「社会の将来に役立つ研究の場」「自学自習の場」だ。世間的な価値観から外れた場で、未来につながるような試行錯誤を、学生が主体的に行う大学。それが山極氏の考える京都大学の姿だ。

改革の方向性

山極氏は、より民主的に教授会や各部局の意見をくみ上げ、情報開示を積極的に行うとしている。また、「京都・大学キャンパス計画」という、市内の廃校校舎などを利用した新たな教育の場の提供を行う構想を明らかにした。松本紘前総長は国際化の流れを京大に導入したが、山極氏は国際化の重要性は認識しつつも、留学生数などの数値目標より、国際交流の中身を大切にする考えでもあるようだ。

京大生よ、声をあげよ!

新総長就任-3

【Photo】 : Janne Moren

山極氏の目指す「おもろい京大」への挑戦には、京大生の大学運営への主体的・積極的な関わりが不可欠だという。山極氏によると、京大生は「発想力」と「チャレンジ精神」がずば抜ける反面、「プレゼン力」「交渉力」が不足する傾向にあるという。そんな私たちに大学の在り方を問う彼の思いには、その力を十分に伝える力を養って欲しいという気持ちも込められてるのだろうか。


京都大学に憧れ入学を果たした時。そして、京都大学に別れを告げる卒業する時。私たち京大生が、京大を「誇り」に思う機会は、この2つの瞬間に全て集約されている。そして、この2つの時点の間にある数年間、私たちは京大生である事実に感謝こそすれ、京大への「愛」を忘れてがちになっているのではないだろうか?

変化は1人では起こせない。新総長就任の「変革」の秋は、私たち京大生にも「変革」を求めている。


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【トップ画像】 : Lordcolus 
【参考】 : 京都大学総長、本音を語る
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