京大ゆかりの地「百万遍」の由来って、実はアレだった・・・!

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東大といえば、本郷・駒場。早稲田といえば、高田馬場。京大といえば、そう!「百万遍」!自然過ぎて見落としがちな、「百万遍」について、みなさんは何か知っているだろうか?

「京大ってどこにあるの?」

「百万遍だよ!」

京大生は百万遍が全国共通語かのように思っている人も少なくないらしく(?)、みんなこんな感じにナチュラルに言ってしまう。京大の代名詞とも言える、「百万遍」。なんだか、すごそうな名前だが、一体なぜ「百万遍」と呼ばれるか、ご存知だろうか?

知恩寺の別称が「百万遍」

百万遍交差点の北東角にお寺があることをご存知だろうか?京大の目と鼻の先にあるので、意外と知らない京大生も多いのかも。このお寺は「知恩寺」で、通称「百万遍知恩寺」と呼ばれていて、その由来は鎌倉時代・1331年に遡る。当時この場所で疫病が流行したが、知恩寺のお坊さんが百万遍念仏を唱えたところ、厄が収まったことから、当時の後醍醐天皇から「百万遍」の名を賜ったのだという。ちなみに、「百万遍念仏」は、念仏を100万回唱えること。

数々の歴史の傍観者

そんな歴史ある百万遍は、様々な出来事を見守ってきた。例えば交差点南東角の石垣を撤去する際、反対運動の一環で建設された「石垣カフェ」。そして、交差点の上で座る京大生もそう。(笑)

また、交差点のかろうじて歩道上で同じくBBQをしていた京大生たちも、しっかり見届けていたに違いない。(敢えて突っ込まない。)

姿を変える交差点

時代が変わるにつれ、百万遍も姿を変えていった。例えば交差点の北西角に80年以上も店を構えていた「レブン書房」は、2012年6月末で閉店し、現在では京大生御用達の「餃子の王将」になっている。南西角には「みずほ銀行」があったが、2006年9月に閉鎖され、現在は「ダイコクドラッグ」になっている。同角のローソンのすぐ南にみずほ銀行のATMがあるのは、そういった背景もあるのかもしれない。

また、百万遍の交差点の道路標識を見た人はいるだろうか?いや、正確には、文字の一部が剥がれてしまって「白万遍」や「百ノ遍」となった道路標識だ。いつそうなったのかは定かではないが、2014年8月になり、ようやく修復されたという。面白いので放置していた京大生にとっては、少し残念だったかもしれない。

当たり前すぎて意識すらしない「百万遍」だが、 実は色いろ面白い歴史があったりする。歴史の長い京都の街では、「当たり前」に意識を向けると、意外なことが分かるのかも。


 

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【トップ画像】 : Keisuke Mutoh

【参考】 : 白万遍?百ノ遍? 京都・百万遍、悲しき道路標識 

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