京大が石英ガラスに100層のデータ記録成功。3億年保存可能に。

標準

京都大学工学部の三浦清貴研究室と日立製作所が共同で、Blu-ray Disc並みの記録密度である100層デジタルデータを石英ガラス内に記録・再生させることに成功したと10月20日に発表した。

 記録媒体
【Photo】 : Ian

石英ガラス内部のデータは3億年の保存が可能

京都大学工学部三浦清貴研究室と日立製作所は石英ガラス内部にBlu-ray Discの記憶密度に相当する100層のデータを記録・再生することに成功した。石英ガラスは耐熱性と耐火性に優れた性質を持っており、1000℃で2時間加熱されても保存データに支障がないことが実証済みである。この実証により3億年以上のデータ保存も可能な記録媒体であることが示され、今後の活用が見込まれる。

長期記録保存の活用

電子書籍などに代表されるように昨今では記録媒体のデジタル化が急速に進んでいる。そんな中で公文書や文化遺産などの歴史的価値を有するデータを長期的に記録するデジタル媒体が必要とされている。今回開発に成功した技術を用いればそうした歴史的なデータを劣化させることなく後世へと伝えることが可能となるかもしれない。

この長期記録技術を活かして、九州工業大学と鹿児島大学が共同開発した小惑星探査機「はやぶさ2」相乗り小型副ペイロード「しんえん2」に3億年後へのメッセージを込めた文字と画像を記録した石英ガラスが搭載される。打ち上げは11月に予定されており、果たして3億年後へメッセージは届くのか、結果は知る由もないが実にロマン溢れる計画が実行されようとしている。


 

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【トップ画像】 :  Orbital Joe 
【参考】 : HITACHIニュースリリース / ITmediaニュース
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