【これって本当?】仕事でつかえるランキング京都大学は3位

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ビジネス誌上において定期的に行われる「仕事でつかえる人材輩出のランキング」。今年の週刊ダイヤモンドで発表されたランキングでは京大は3位。しかしランキング自体に疑問を抱く人も少なくない。

 

10/18発売の週刊ダイヤモンドが発表した「使える人材を輩出した大学ランキング
この結果によると京都大学は1位慶応大学、2位早稲田大学につづき堂々の3位であった。(東京大学は5位)
近年、ビジネス界の一部で言われた「京大生は勉強せず遊んでばかりなので、企業の評判はよくない」という噂を一蹴するような結果だ。

ランキングへの疑問符〜算定方法〜

一方で、この大学ランキングの算定方法にはいたる所で疑問の声が上がる。
BLOGOSの記事「東大は5位から29位に! 「使える人材輩出大学」ランキングを再計算してみた」の内容を以下にまとめてみた。

使える人材輩出ランキングを行う背景には多くの企業で「学歴フィルター」があるからである。
このフィルターが有効に働くには、ランキング通りその大学の卒業生が「優秀である確率」が高くなければならない。
この確率は「使える人材の人数 / 卒業生全体の人数」で得られるはずである。
しかし週間ダイヤモンドのランキングは「使える人材数 – 使えない人材数」で決定しているので、本来の企業側の目的にはそぐわない。
そのため、このランキングに基づいて学歴フィルターを使っても、その有効性には疑問符がつく。

ランキングへの疑問符〜大学が輩出するという考え〜

また、そもそもビジネスで使える人材は大学で育成されるのではなく、現場で育成される点も多々あるはずであるという意見もある。
(BLOGOSの記事「若者の使える使えないを出身学校で判断する使えない大人たち – 川合雅寛」)

ワースト1位もベスト1位も東大も京大も、高専卒も高卒も扱ってきた身からすると、学校がすべてではないというのは言わずもがなであり、それよりも自ら成長する気があるかという点のほうがずっと重要である。
—(中略)—
新人に対しては○○大学だからダメだ、良かったの様に接するのではなく個人として向き合い、足りない経験を補い、成長させるように努力すべきなのだ。

当然ではあるが、このようなランキングのみで全てを決めることはできないという事である。

結局、京大生はどう見られているのか?

今回のランキング結果を用いて「使える人材の人数 / 卒業生全体の人数」の数値を%で出してみると、上位5位は以下のようになった。
慶応大学:80%、早稲田大学:73%、京都大学:76%、一橋大学:83%、東京大学:58%
案外、京都大学は高ポイントを獲得していると筆者は思う。

しかし、だからと言って京大生が何もしなくて良いという訳ではないはずだ。
伊賀泰代氏(マッキンゼー元人材育成担当)のベストセラー「採用基準」には、他の大学生と比べ京大生は特に「英語」と「リーダーシップ」の2点が低い水準にあると書かれている。
社会に出て活躍しようと思う場合、この2点はやはり今後京大生に特に求められるものだと思う。


 

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【トップ画像】Tulane Public Relations (flickr)

【参考】使える人材を輩出した大学ランキング東大は5位から29位に! 「使える人材輩出大学」ランキングを再計算してみた若者の使える使えないを出身学校で判断する使えない大人たち – 川合雅寛

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