真っ青な秋空にくっきり浮かぶ飛行機雲。飛行機雲って本当にキレイじゃないですか?私、大好きなんです。ここ京都には飛行機雲が多いというのをご存じでしょうか?
●そもそも飛行機雲って?
飛行機雲ってよく見るけど、そもそもどうやってできるんだ?って、誰しも1度くらいは、子供の頃なり、思ったことがあるのではないでしょうか?あれは飛行機から出る排気ガスではなく、れっきとした雲なのです。
大まかに分けると2つのでき方があり、1つめはエンジンから出る温度の高い排気ガスが作り出す雲、もう一つは飛行機が通ることで部分的に気圧が下がることがあり、それが原因でできる雲。とはいえ、飛行機雲はそんなに頻繁に見られるものではなく、気温や湿度や高度など、様々な条件が揃って初めて見ることができるのです。
●なぜ京都には多い?
じゃあなんで京都には飛行機雲が多いと言われているのか?実は大文字山から見て東にある如意々岳という場所に、大津VOR(VHF Omnidirectional Range:無線標識)というものがあるんです。この上空から岡山VORに向かうのですが、そのルートのちょうど真下に京都があるんですね。丸太町の上空を東から西へ進んでいる飛行機雲がよく見られるそう。
●秋の飛行機雲
飛行機雲は秋の使者です。上空に寒気が入り込むことでより鮮明に写り、残るのです。真っ青に晴れた秋空に鮮明に残るまっすぐな飛行機雲を見つけたら、きっと秋の深まりを感じることができるはず。たまには鴨川を歩きながらゆっくり空を見上げてみる、なんていう休日もいいかもしれませんね。
【トップ画像】 : き お
【参考】 : Tomoya’s Laboratory Blog – tomolabo – / 飛行機雲 京都上空は飛行機ラッシュ?
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