【経済ゼミ】学びを社会に。京大生が京都北山の商店街のプロモーション活動

標準

京大経済のゼミが熱い。今回は、京都北山商店街のプロモーションを行う若林ゼミの活動をご紹介します。京大経済学部って、こういうことしてるんです。ちょっとのぞいてみてください。

大学の勉強というのは、ともすれば、社会との距離がある。試験のための勉強になっていて、試験が終わったら全て忘れてしまうということも多い。法学部の私は、少なくともそうです。(もちろん、そうでない人も多いけれど。)

だから、大学での学びが社会に直接影響を与えることが出来るなら、きっと試験以外での勉強のモチベーションになると思います。そして、それこそが、大学教育が目指すべき姿だと思います。今回取材した京大経済学部の若林ゼミの活動は、そうした「良き大学教育」の例の1つではないでしょうか。


 

●経済学部屈指の人気ゼミ

京大経済学部といえば、「パラ経」(パラダイス経済学部)と揶揄されるように、リア充学部だという認識が、京大生の中では一般的です。実際僕の友達も話が上手かったり、行動力があったり、とにかく何事もそつなくこなす「ちゃっかり者」の印象です。(あくまで個人的な印象です笑)

そんな経済学部ですが、なんといってもゼミ活動がその醍醐味。京大経済学部には、多くのゼミが開講されています。毎年秋になると経済学部では「ゼミ新歓」が行われます。

京都大学大学院経済学研究科・経済学部 ゼミ一覧

人気ゼミとなると、抽選になったりして、希望を外れる新入生もいるようです。1度ゼミ配属が行われると、基本的に卒業まで同じゼミとのことで、新入生にとっては、サークルや部活選びと同じぐらい大切な行事になっているようです。(※オブザーバーとして、他ゼミへの参加は可能。)

その中でも、人気ゼミの一つである若林靖永教授が主催するゼミ、通称「若林ゼミ」が、今回ご紹介するゼミです。若林ゼミは数ある経済ゼミの中で唯一、マーケティングを専門にしています。「顧客志向」を掲げたマーケティングを、事例研究や実践的なプロジェクトを通して学ぶ、人気ゼミなのです。

●ゼミ活動で商店街プロモーションに注目

若林ゼミでは、学生が主体的にプロジェクトを実践しています。今年度はA〜Cのグループに別れ、それぞれがマーケティングに関するプロジェクトテーマを決めたそうです。

Cグループが発足時に考えたテーマは次のようなものだそうです。

マーケティングの流れ全体をさらうより、
価値の伝達の部分に注力して、

「商品」を「もっと売れる商品」に変える活動に
取り組んでみたい!

その結果、『Communicationをテーマに、「広報」に注力し、今ある商品をもっと「売れる」商品に変えていく』、そしてその一環として、「商店街」に着目したのが、今回の京都北山の商店街プロモーション活動につながったそうです。(ちなみに、Cグループもさらに別れ、別の班は三条商店街のプロモーションもしているそうです。)

●北山商店街のプロモーション手法

promotion-kitayama-2

広報に注目するということで、メディアへの露出をまずは考えたといいます。ただ、その際の説得力をつけるために、まずは商店街で実際のニーズを確かめることにしました。

まず分かった北山商店街の特徴は

・自然の多さやモダン建築、個性的な店が豊富であること。

・アクセスは悪い。そのため学生客が少ない。

・北山ハロウィン、あおいフェスティバルなどのイベントはあり、集客効果は大きい。

ということでした。確かに、僕自身も北山商店街は京大に入学してから1度しか行った事が無いです。(北山の有名なお菓子屋さんのマールブランシュに行った1度だけ)自転車を乗り回す京大生しても、片道15分弱の北山は遠いんです。しかも京都は北に行くほど高くなってて、漕ぐのがしんどい。

promotion-kitayama-1

その後も、北山街共同組合の朝会に参加したり、ハロウィンイベントの実行委員の方にインタビューを重ねるなど、地道な調査を重ねたといいます。その中で、広報には必ずしもメディア掲載は必要ではなく、むしろ商店街の人々は「学生客を増やしたいと考えており、特に学生の口コミやSNSでの拡散力に期待している」というニーズを見つけることができたそうです。

そこでゼミで北山商店街のプロモーションアカウントをFacebookやTwitterなどに作り、商店街のイベントレポートなどを掲載することで、学生への広報活動に注力しました。

kitayama-pr-7

Twitter: 京都北山PRプロジェクト

Facebook: 京都北山PRプロジェクト

京大生のみなさんも、是非フォローしてみてはいかがでしょうか?

もちろん成果は大事ですが、学生の間にこうして社会の接点を得られることは、価値があることだと僕は思います。そういった意味で、京大法学部はすごく内向きです。ゼミは基本座学ですしね。法律の知識は社会で働く上で、必ず必要になってきます。ホリエモンも、こんな風に言っています。

「今の若い世代は、さまざまな場面で法律をもっと勉強した方が良い。
それがこの国で委縮せず、落とし穴に落ちないためのルールだ。」

僕自身も、インターンシップ中に、法律がすぐそばにあることを実感しました。法学部は、こういう法律の肌体験を、もっと法学部生にも与えるべきなのではないかなと思います。


最後は法学部の愚痴っぽくなっちゃいましたが、京大のゼミ活動の内容、少しは分かって頂けたでしょうか?コレ以外にも、経済学部には面白い活動がたくさんありそうです。次回は、そのあたりを深掘りしていきたいですね。

998917_245339242316656_740990136_n

京大のセンス、ぎゅっと。SENSE KYOTO

【協力・写真提供】京都大学経済学部若林ゼミC班

広告