京大生が「言葉」を持ち寄り伝え合う!『言葉ックパーティー』とは?!

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言葉―。それは時に人を勇気づけ、時には人を傷つける凶器にもなるもの。多くの方が自分の中に様々な「言葉」を抱えているだろう。今回取材した京大生が主催する『言葉ックパーティー』はそんな自分の中の「言葉」を一人一人が持ち寄り共有する場としてスタートした。まだ見ぬ素敵な言葉を求めて気軽に参加してみてはいかがだろう。

主催者は京大3回生栗原さん

筆者はある日友人に声をかけられ急遽この『言葉ックパーティー』に参加することになった。この会の名前は海外などで行われる料理持ち寄り型のパーティー「ポットラックパーティー」にちなみ、料理ではなく言葉を持ち寄るという意味を込めて名付けられたそうだ。筆者は初参加の回と次の回の計2回参加することになった。

この会の発案者であり主催者であるのは京都大学3回生の栗原さん。去年のクリスマスにご飯を食べながらこの企画をひらめいたそうだ。記念すべき第1回目は今年の1月13日に行われた。その後、回を重ね現在で5回目。参加者は平均的に6人ほどで多い時は10人ほどが集まる。最初は自分の知り合いを頼りに開いたが次第に知り合いが知り合いを呼ぶという形で参加者は増えていった。実際に筆者もそうして呼び込まれた1人であるし、参加した回のメンバーを見ても学部・回生は理系や文系、院生に至るまでと幅広い。実に多様なバックグラウンドを持った京大生が集まっている。

テーマに沿った言葉を持ち寄り共有

さて実際の『言葉ックパーティー』の流れだがまず開催前に主催者である栗原さんからテーマが出される。筆者が参加した回のテーマは「つらい時に思い出したい言葉」と「最近身に染みる言葉」。参加者は事前に考えるかその場で自分の発表の番が回ってくるまでに考えておく。それを紙に書いて自分の番が回ってきたら紙に書いた言葉を参加者に示して発表する。発表時間はおよそ10分程度。メリハリのあるスピード感も大切にしているそうだ。発表者がその言葉にまつわるエピソードやなぜその言葉を選んだのかなどを話すとともに、参加者は思い思いに自分の意見を口にする。ここで1つのルールがある。それは…

「批判」ではなく、「気づき」を。

この会は相手の意見を論破したり、否定するための会ではない。あくまでも言葉を持ち寄り共有する場である。発表される言葉がどんな言葉でもその人にとっては何らかの思いが詰まっている。それを否定する権利は私たちにはない。その言葉に込めた思いや理由を引き出し、新たな気づきを探していく。言葉の色んな面に光を当てる。それがこの会で求められることだ。

発表が1周したら会は一旦お開きとなる。だがその後も言葉についてや発表者同士の色んな意見やエピソードが語り合わされ、すぐに会話の熱が冷めることはない。会話を重ねることで参加者は言葉だけでなく相互に色んな情報や刺激を共有しあっているようだ。

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Photo : 栗原さんによる提供(『言葉ックパーティー』で持ち寄られた言葉)

『言葉ックパーティー』のやりがいと今後

栗原さんに今後の『言葉ックパーティー』の展開を尋ねたところ「何曜日にどこどこに集まれば言葉について話せるという空間を作りたい」とのことだった。またやりがいについて尋ねると「(言葉に関して)自分自身も持って帰るものが多い。人と人とがつながるのを見るのも好き」と話してくれた。筆者も実際に参加してみて様々な京大生と接することで知的刺激を得ることができ、また新たな知り合いも増えた。こうした個人の中にある体験や思いを共有しお互いを刺激し合える機会の提供は京大生にとってとても有意義な場となるであろうし、今後の『言葉ックパーティー』の継続と発展を筆者としては強く望みたいところだ。

『言葉ックパーティー』への参加表明はFacebookから行うことができる。様々な学年・学部からの参加者がいるためぜひ気軽に参加してみてほしい。

『言葉ックパーティー』Facebookページ

最後に栗原さんが持ち寄った言葉を紹介したい。それは「Never too late.」。この会を始めようと栗原さんが考えたのは3回生のときだった。大学生として何かを始める時期としてはやや遅く感じなくもない。だがいざ開催してみると様々な人が集い、参加者は充実した時間を過ごしていた。物事を始めるのに遅すぎることはないのだ。こういう集いに参加するには自分は少し遅いなどと尻込みせず、新たな「言葉」や人との出会いを求めて立ち寄ってみてはいかがだろうか。

 

京大のセンス、ぎゅっと。SENSE KYOTO


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【トップ画像】 : Nina J. G. on flickr
【参考】: 栗原さんのご協力によります。
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