【Chot☆Better創設者】Wantedly CEO仲暁子さんが京大生に送ったメッセージ

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京都大学を卒業され、社会で活躍される京大生。今回は、京大経済卒で、京大の人気フリーペーパー「Chot☆Better」創設者でもある、株式会社Wantedly CEO仲暁子さんの講演の内容をダイジェストでご紹介します!(トップ写真は、TEDxKyotoより)


ゴールドマンサックス証券に入社後、退職。Facebook Japanに初期メンバーとして参画。そして、「運命のチームやシゴトに出会えたり、シゴトのつながり管理が楽になるビジネスSNS」サービスを提供する、株式会社Wantedlyで起業・・・。華々しい経歴で有名な仲暁子さん。実は京都大学の経済学部卒なんです!まさに、京大生の憧れの先輩、女性起業家ですよね。そんな仲さんが、6月頭に京都大学に講演に来られていました。SENSEの目標である「Chot☆Better」を創設されたとあって、以前からめちゃくちゃ会いたかった方なので、早速潜入してきました!

そして、そんな仲さんの講演から学んだTipsを、講演に来れなかった方に向けて、少しご紹介したいと思います。

1、「働く=辛い」って本末転倒だよね

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PHOTO:Bong Grit

社会人になってからのご活躍も華々しいですが、京都大学在学中も、仲さんは色々なことに挑戦されたそうです。1年生の時は、京大のミスコンを企画し、某団体と耐久話し合いをしてみたり、2年生の時には慶応の「リシュルート」(当時、500円で販売)を見て、京大にも導入してみようとフリーペーパー「Chot☆Better」を立ち上げたり。また、学生向けの広告代理店で働いていたり、京都市内の中小企業向けにHP制作会社を設立したり。そんな仲さんの学生時代は、色々な活動に打ち込んで来られたとだけあって、仕事観は「人生=働く=面白いこと」だったそう。高校までの義務教育とは違い、大学以降は比較的自由に生きることができる日本社会。特に社会人以降は、働くことが人生の大半の時間を占めます。だから、仲さんにとって、「仕事とは面白いこと」であるべきというイメージが強かったそうです。

ところが、新卒で入社したゴールドマンサックス証券で、そのイメージを覆す現実を目にしたと言います。非常に優秀な社員の方に囲まれ、高くなっていた鼻をへし折られた一方、仕事を辛そうにこなす同僚たちの姿。「平日は我慢。土日をエンジョイ。」という働き方に、抱く疑問。人生をエンジョイするために、今まで辛い受験勉強や就職活動を乗り越えたりと、色々な我慢をしてきたのに、なぜ働き始めてからも「我慢」をしているのか・・・?仲さんの心の中に生まれたそんな疑問の種が、その後次第に大きくなっていったそうです。

2、「普通の成功者」って、楽しいの・・・?

例えば、人を弁護して人を助けることが大好きな人がいたとします。その人は弁護士になれば、きっと楽しく働けるし、社会的な「恩恵」も受けることができると思います。でも、例えば、本当はもっとやりたいことがあるのに、お金がたくさんもらえて、社会的な地位もあるからという理由で、商社や投資銀行など、いわゆる「成功者」の道を選んだ人は、果たして本当に仕事を楽しめることができるのでしょうか?

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PHOTO: paz.ca

ゴールドマンサックス証券を退職後、Facebook Japanの初期メンバーに参画した仲さんの前に、この質問の答えを体現した同僚が現れます。当時23歳だった、シリコンバレーから来たエンジニアのマンセルさん。彼は学生時代にFacebookにハッキングをして、ページを競合他社の「Myspace」の画面に変えてしまうという、大胆不敵な「自己アピール」をしたという強者です。これに激怒したFacebookの創設者マーク・ザッカーバーグが彼をシリコンバレーに呼び寄せて、彼の思惑通り(?)Facebookのために働かせたといいます。学校をドロップアウトした経歴を持つにも関わらず、プログラミングの腕が一流だった彼は、Facebookのストックオプションで24歳で引退。普通の「成功者」では生涯かけても得られないような金額の報酬を得て、今は悠々自適な日々を過ごしているようです。(Facebookに上がってくる彼の写真が、クルーザーに美女という・・・)

日本では、努力して商社とか、弁護士とか医者が「普通の成功者」の生き方です。でも、実はそんな生き方よりも、ずっと楽しい生き方がこの世界には確かに存在しています。好きなことを仕事にすることと、社会的にも経済的にも報われることは、同時に成り立ちうるのです。

この事実に気付いた仲さんは、現在の株式会社Wantedlyで起業。「働く=面白い!」を実現させるために、土日もワクワクしながら働いているそうです。

3、「再生産」か「人類の底上げ」か?

京都大学に通う京大生たちは、多くが20代前半。まだまだ人生は長いと思ってしまいそうですが、果たしてそうでしょうか?多くの方が自分が将来やってみたいことを持ちつつも、同時にいつか家庭を持ち、幸せに暮らしたいと思っているかもしれません。

仲さんによると、「20代は、自分が人生の主役のイメージ」で「30代は、子どもが出来て、自分は子どものために生きているイメージ」になるそうです。守るもの(=地位や名誉)が少ない20代では、追い求められていた夢も、守るもの(=家庭や子ども)ができる30代では、追うことが出来なくなります。つまり、「自分自身の人生」を追える期間は、意外と長くはないのです。

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PHOTO: Joi Ito

自分の子どものために生きる暮らしが「再生産」だとするなら、「人類の底上げ」を追求する一部の人もいます。例えば、公民権運動を主導したキング牧師。各家庭に1台のPCをもたらし、世界に革新をもたらしたビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ。

もちろん、家庭を大事にするなということでは一切ありません。家庭は、私たちの人生に、大きな幸福をもたらしてくれる「帰るべき場所」。でも、一方で、平凡な人生を生きるべきともいうことでもありません。義務教育の期間は、社会に飛び出していく準備時間で、大学卒業後に活躍するため。でも、なぜか、「再生産」の方に、みんな傾いていってしまう。「人類の底上げ」に、全員が行くのは良くないですが、他の人と同じようなキャリアパスを進むのは、果たして面白いでしょうか?「自分Ⅱ」を作るために生きるのではなく、自分しかない独自の道を生きて欲しい。それが仲さんが京大生に送ったメッセージでした。


大学生は、子どもと大人の間に挟まれた「境界人」。日々、人生に悩む京大生も少なくないと思います。この世界には、受験勉強のような「正解」はありませんが、仲さんの言葉は、悩める私たちの心に一石を投じてくれるものでもあるかと思います。背負うものを背負ってしまって、身動きが取れなくなる前に、自分の人生がワクワクする方法を選択することが、きっと私たちの人生の質を高めることにつながるのかもしれません。

ところで、仲さんによると、これからの時代における「飛躍する3つの方法」は

①プログラミングスキルを高める

②Englishを使いこなす

③世界を旅する

の3点とのこと。意識して、大学生活を送るのも良いかもしれません・・・?

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【TOP PHOTO】:TEDxKyoto

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